このページでは、ゴキブリの侵入経路として見落とされがちな排水溝の対策や、排水溝から入ってくるゴキブリの駆除方法などをまとめました。

俺たちにとって排水溝は密かな侵入ルートだゴキ…こっそり家に忍び込むための便利な道だゴキ…ん、まさか、排水溝を塞ぐ業者が来たゴキか…?
排水溝は通常、途中の排水管がS字に湾曲しており、その部分に水がたまって下水からの害虫の侵入を防ぐ「封水トラップ」が活用されています。そのため、封水トラップがあればゴキブリなども入ってこないと安心している人は少なくありません。
しかし家庭用の排水溝や排水管の場合、封水トラップの深さはおよそ5cm程度となっており、ゴキブリの中にはその程度の水であれば突破してくるものがいることも事実です。そのため油断していると排水溝が実はゴキブリの発生箇所になっているというケースも少なくありません。
基本的にゴキブリは排水溝の封水トラップで防げると想定されていますが、実際に排水溝からゴキブリが侵入してきている場合、改めて対策を考えることも重要です。
排水溝カバーは排水溝を塞ぐものであり、排水溝をカバーによって封じてしまえばゴキブリが上がってくることもありません。
ただし、ゴム栓などで完全に塞いでしまうと普段の生活に不便が生じるため、細かい穴の空いた網目状のカバーなどで試してみることをおすすめします。
なお、穴の大きなカバーでは幼虫のゴキブリなどが通り抜けてしまう可能性があるので注意しましょう。
排水管が床に接続されている部分を見ると、少しだけ排水管と接続口の間に隙間が生じている場合もあります。ゴキブリはわずか数ミリの薄さでも侵入してくるため、排水管と接続口の間にスペースがあれば侵入を防ぐことは困難です。
ホームセンターでシーリング材などを買ってきて、排水管の隙間を防ぐようにします。
排水管や排水溝をこまめに掃除して清潔な状態を保っておくことも、排水溝からのゴキブリの侵入対策として重要です。まず、排水管や排水溝にゴミや汚れがたまっている場合、それを餌にするゴキブリを誘引する可能性があります。そのため、ゴキブリの餌になりそうな汚れなどについては常に除去してクリーンな状態を保たなければなりません。
また汚れがたまってくると異臭や悪臭が発生し、それがゴキブリを引き寄せてしまう恐れもあります。
排水溝からゴキブリが侵入してこないよう対策することは大切ですが、すでにゴキブリが存在している場合、予防策だけでは不十分です。そのため、すでにゴキブリがいる時は対処法としてゴキブリの駆除や今後の侵入を防ぐための処理が必要となります。
口で息を吸って呼吸する人間とは異なり、ゴキブリの体には「気門」と呼ばれる空気孔が複数存在しており、ゴキブリはそこから空気を取り入れることで呼吸を行っています。
そのようなゴキブリに対して液体洗剤(界面活性剤)をかけると、洗剤の成分がゴキブリの気門をふさいで空気の通りを遮断し、ゴキブリを窒息させて駆除できることがポイントです。
キッチンなど食品を取り扱う環境でスプレー式の殺虫剤などを噴射することはためらわれますが、食器用洗剤などであればむしろすぐに用意できるため、キッチンの排水口・排水溝にゴキブリが出現したような場合の対処法として有効です。
ベイト剤はゴキブリにとっての「毒餌」であり、排水溝の周辺をはじめとするゴキブリを発見した場所を中心にベイト剤を設置することで、ゴキブリを駆除できる可能性があります。
またベイト剤にはゴキブリを誘引する成分も含まれているため、目に見えるゴキブリだけでなく隠れているゴキブリに対しても効果を発揮する期待があります。
ただし、ベイト剤を設置する際には十分量を、ゴキブリが現れそうなポイントへ設置するといったコツも重要です。
洗剤の使用やベイト剤の設置は個人で行えるゴキブリ対策ですが、あくまでも対症療法的なものです。根本的なゴキブリの駆除を目指すことは困難でしょう。そのため、上記のような工夫を行ってもゴキブリが減らない場合や、不定期にゴキブリが出現するような場合、ゴキブリ駆除や害虫駆除の業者へ依頼して対策してもらうことが無難です。
ゴキブリ駆除業者であれば排水管や排水溝の構造や周辺状況もチェックした上で、適した駆除剤や駆除法で対処してくれます。また今後の予防についても相談できることは大切です。

排水溝や排水管はゴキブリの侵入経路として意外な盲点になりがちだ。正しく対処してゴキブリの侵入を防ぎ、どうしても難しければ専門の業者に依頼するようにしてくれ。